全ては、はとこのゲーム生活に遡ります。
いつものように彼は、朝から晩までせっせと指先を器用に動かしながらゲームに熱中していると、彼の母親はいつものようにビーバーな歯をむき出しにし、『えぇ加減にしくされぃ!(いい加減にしなさいよ)』と怒鳴り、いつものようにDSを家の中のどこかへと隠すのです。そして、今度は、はとこが家中の狙い目を掘り出し当て、いつの間にかまた彼の懐にはゲーム機が納められておりました。
しかしある日、彼は探しても探しても、DSを見つけることが出来ませんでした。しばらくすると、忘れっぽい性格の彼はそのこと自体を忘れてしまい、彼の母親ももちろん、忘れてしまっていて、何事もなく平穏なゲームのない日々が続いていったのです。(ゲームがしたい気持ちさえ忘れていたのでしょう)
ある日、わたしが携帯アプリの『なぞぷよ2』に夢中になっているのをみた彼は、『おれもゲームやりたい!DSやりたい!』と思い出したかのように母親にゲーム再開を切望し、そんな彼に母親が一言。
『どこに隠したか忘れた』
シツコイところがある彼はそんな一言だけでは収まりきらず、来る日も来る日も母親にゲームをせがみました。
事がめんどくさくなった母親は、とうとう彼に新しいDSを与えました。彼はとても嬉しそうに笑うようになり、苦手な野菜も食べるようになりました。
そして一週間後、彼の母親からメールがきました。
『前のDSが見つかった』。
なんと、車の中の後部座席の下から出てきたのです。見つかるわけがありません。しかも、そこに隠していたわけではなく、ただ単に落っことしていただけなのです。彼女の車は3人家族なのに送迎バスのようなどでかい車で、2ヶ月前にひきはらった、祖母の入院時に使っていた毛布や電気カーペットなどが未だに健在していて、ジラ(だらしがない)さ加減がまるわかりとなりました。(看護婦さんなので、テキパキだと思っていたのですが…。)

そして、一つあまったDSは今、わたしの手の中にあります。ラッキーガール!買わなくて良かった!
しかしまだ再生できていない理由は、この充電器を引っ越す前の家に忘れてきたらしいからです。普通に購入すると1500円もするので、買わずに取ってくるのを待っているのですが、母親のジラなところを見てとると、充電器一つ取ってくるのに数ヵ月かかりそうな気がします。